研究・地域活動助成 児童・少年の健全育成助成(実践的研究助成)
子どもを巡る「真のウェルビーイング」の探求
1.児童・少年の健全育成実践的研究助成の趣旨
「子ども」は多様性の存在であり、また人も家庭も学校園も地域社会も、およそ世の多様であることを受入れ、その多様を尊ぶことで、自らの成長、成熟も遂げていくのではないでしょうか。
一方、今、かつて子どもを育んできた「家族」や「社会」のパラダイム(見方・考え方を支配する枠組)そのものが、著しく変容しつつあると思われます。
こうした変容も冷静に踏まえ、『子どもを巡る「真のウェルビーイング」の探求』をテーマに、現実の家庭・学校園・地域社会において、研究成果の社会還元・社会実装を進める研究に対して助成を行います。
2.重点募集分野
本助成は「実践的研究助成」と称し、研究者と実践家が協働して、現場の実践をベースにして実践に役立つ成果をあげるための研究を対象とします。特に、次の「重点募集分野」として定められた分野に対する課題を明確にした研究が対象となります。
(詳細は募集要項を参照ください)
第1分野:健全育成のための教育・保育、周到な準備を図る分野
(教育・保育、予防的対処等を図る分野)
第2分野:健全育成にとって喫緊の対応を要する分野
(療育的対処等を要する分野)
3.研究成果の社会還元
本助成では、研究の遂行と並び、助成による研究成果の公表・普及を図ることが重要であり、研究成果・提言が社会に受け入れられ、実践されて、はじめて具体的貢献が達せられるものと考えております。従いまして、助成研究の成果を広く社会に還元するために、当財団ではシンポジウム・ワークショップ等を開催いたします。